心配性ママの発達障害っこ育児

7歳の自閉症スペクトラム長男くんと4歳のグレー次男ちゃん、1歳三男ちゃんの子育てブログです。発達障害児ママの不安や戸惑った気持ち、早期療育、家庭療育について書いてます。最近はプログラミング教育にも興味ありです。過去記事はキーワードでブログ内検索していただけます。

カテゴリ: 1歳

前回の続きです。
こうして長男くんは理学療法に週1回40分通うようになりました。



 

障害児を対象とした理学療法



 

理学療法はリハビリテーションとも言われる医療サービスで怪我をした方、高齢者の方など従来持っていた体の機能が衰え方が対象というイメージがあります。

でも、発達障害児や病気、障害などの理由で体の機能がうまく発達して行かない幼児も理学療法の対象となるんですよね。

 

療育センターで理学療法(PT)を受けていた同年齢のお友達では自閉症、ダウン症スペクトラム、脳梗塞後の後遺症や脳性麻痺の子などがいました。

 

ただ、リハビリを受ける理由を理解でき、以前には運動機能を獲得していた大人に比べ、まだ幼い子どもを指導するのはまた違ったスキルや経験がいるようです。

 

幼児対象の訓練はおもちゃなど遊びの要素をいれたり先生が反応を見ながら子どもが参加したくなるようにしているようです。

 

 

 

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理学療法士姫子先生のリハビリ



 

最初にしていたことは、長男くんの手のひらや手の甲、足の裏、太もも、ふくらはぎなどに直径7センチぐらいの円形のシールを貼り、様子を見ていました。

 

長男くんの体にシールに気づく力があるか、手や足を動かしシールをうまく取ることができるかの確認です。

 

長男くんはシールを貼られると不思議そうな嫌そうな表情をしてぎこちない動きでシールを取っていました。

先生の話では足を動かしたり曲げたりするのが不得意なようだということでした。

 

次に長男くんの体に貼っていたシールを理学療法室のガラスばりの壁に貼り付けました。

 

そして長男くんがそれを取るように促しました。

 

「長男くん、かえるさんいるよ。」

 

そして長男くんがその手の届く範囲の高さのシールを取ると姫子先生はすぐほめます。





そして視覚優位の長男くんが誉められとわかるように目の前で指で宙に丸を書きます。
マカトンサインです。


 

「シール取れたね!マルだね!」

今度は長男くんが立ち上がらないと届かない高さにシールを貼りました。

 

「あーっ、くるまさんいるね 。」

 

シールを指差しながら長男くんに話しかけると長男くんが立ち上がってそれを取りました。

 

姫子先生はまたすぐほめます。

「うわーっ。長男くんくん上手だね!マルだね!」

 

私も一緒にほめます。

「マルだね!」

 

長男くんは姫子先生がシールを貼るとすぐ取るときもあれば、気乗りせず反応しない時もあります。

 

そんな時は姫子先生がシールを長男くんの目の前に差し出して見るようにしたり、指差しと声でシールに注意をうながしたりします。

 

そして姫子先生は長男くんの様子を見ながらシールをガラスにペタペタ貼っていき取らせてはほめるのを繰り返していきました。

 


発達における運動機能の大切さ



 

リハビリの流れとしてはシールを立ち上がって取る練習を最初にし、それから立ち上がったまま長男くんの好きな車などのおもちゃで遊ばせ長い間立っている時間を増やす訓練をしました。

 

慣れてくると体幹を鍛えるためにバランスボールに座ったり、理学療法室で段差のある階段や坂をハイハイする練習をしました。

 

シャフリングベビー(座ったままずりはいする赤ちゃん)だった長男くんは体幹が弱く、歩くためにはハイハイで体幹を鍛える必要がありました。

 

動きたがらない長男くんを促すため私も家でハイハイをしていたらひざに角質がたまり黒ずんでしまいました。

(´;ω;`)

 

 


理学療法に通って良かったこと



 

訓練の間、姫子先生は私に家での長男くんの様子を聞いたり、愚痴を聞いてくれ私のことを気遣ってくれました。

 

その頃私は長男くんが全く食事をしないこと、気難しくて 気に入らないことがあると激しく泣き叫んで吐くことなど、くよくよ悩んだり辛い気持ちになることがしばしばありました。

 

自分の子供の発達が遅れているなんてなかなか周囲には話しづらく抱え込んでいました。とても話す気になれませんでした。

 

でも、姫子先生には話すことができた。

 

長男くんのことを知ってくれている人。私と長男くんの味方だってわかっていたからだと思います。


先の見えない暗い気持ちも子育ての不安も話して気持ちを発散することで少しは元気になれました。

 

理学療法に通って一番良かったことはわたしに長男くんのことを相談できる相手ができたことかもしれません。


1歳半健診で歩けなかった長男くんは療育を勧められました。


 

この時、私は長男くんが歩けるようになれば大丈夫と思っていました。


幼児は歩けるようになれば世界が広がってグンと成長する…と聞いたことがあったからです。

 

 


理学療法に通い始めた



 

最初にまず歩く訓練として理学療法(physical therapy)に通い始め、集団療育は障害児通所受給証の申請手続きを経て参加するという流れでした。

受給証の発行は1ヶ月ほどかかるとのことでした。

 

また、申請の際にこの障害児という部分は手続き上の名称ですから気にしないで下さいとフォローされました。

自分では思っていなかったけれど、暗い顔をしていたのかもしれません。

 

 

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理学療法(physical therapy)とは



 

「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。

 

理学療法では起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の改善を目指します。

 

療育センターでは動作練習、歩行練習などの能力向上を目指す運動療法(対象者が体を動かすことで機能向上を目指す)を行います。と言っても子どもが相手なので遊びの要素が入っています。

 

理学療法の対象者は病気、けが、障害、高齢や手術により運動機能が低下した方達です。

 

障害児を対象とした理学療法士は多くなく長い間順番待ちをしなければならなくなったと引っ越しをしたママさんから聞いたことがあります。

 

残念ながら医療体制は自治体によって大分ちがうようです。

 





理学療法士の姫子先生との出会い



 

当時の長男くんは周囲に関心のうすい子供だったのに、極度の場所見知り、人見知りでした。

 

知らない場所に行ったり知らない人がそばに近づいたりすると泣き叫ぶのでほとほと困っていました。

 

正直、理学療法に通い始めた日は訓練にならないだろうなと思っていました。

 

知らない場所で、初めて会う先生と関わるなんてとてもできると思えなかったからです。泣き叫んで訓練どころじゃないだろうって…。

 

ところが療育センターの待合室で待っていた長男くんは理学療法士の姫子先生(愛称)に挨拶されるとスムーズに反応を示したので驚きました。

 

「長男くんですか?初めまして。 暑いところよくきましたね。先生と一緒に体操しましょうね。」

 

その時の長男くんはまだ周囲に関心がうすく、言葉もしゃべることはできませんでしたが姫子先生の方を見たような気がしました。


 

続きます。


自閉症スペクトラムの長男くんの1歳以降の様子です。


 

子どもの成長を見守るうえで頼りになる母子手帳。
長男くんは成長につれ母子手帳のチェック項目にマルができなくなってきました。

 



1歳児健診の主なチェック項目



 

 


  • つたい歩きをしたのはいつですか

  • ばいばい、こんにちはなどの身振りをしますか

  • 音楽に合わせて体を楽しそうに動かしますか

  • 大人の言う簡単な言葉おいでなどがわかりますか

  • おもちゃを指差すとその方向を観ますか

  • 一緒に遊ぶと喜びますか

  • どんな遊びがすきですか


 


私のメモ

 

まだ歩かないとかストロー飲みをしないとかはありますが、長男くんのペースがあると思うので 気長に見守っていきたいと思います。

 

10ヶ月から教えてもバイバイはできませんでした。。その後1年以上教えてもできるようにはならず。。長男くんはやっぱりおかしいんだ…と悲しい気持ちになったのを覚えています。


 

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自治体の1歳児健診(経過観察健診)



 

長男くんはひたすら泣きじゃくりハイハイすることは出来ませんでした。

 

ハイハイするか先生はじめ他のスタッフの人たちも見ており、私にはとてもピリピリして耐え難い空気でした。

 

10ヶ月健診のあと私は心配してくよくよしながら自分の母に長男くんはどこかおかしいんだろうかと電話したりしていました。

 

1歳児健診の時に不安にとらわれて、1歳という節目をもやもやとしながらやり過ごしていました。

 





そして1歳半健診



 


1歳半健診の主なチェック項目



 


  • 一人歩きをしたのはいつですか

  • ママブーブーなど意味のある言葉をいくつか話しますか

  • 自分でコップを持って飲めますか

  • 後ろから名前を呼んだ時振り向きますか


 


この時はいくつもできない項目がありました。

 

 

意味のある言葉も話さない
コップを持って水を飲むことも出来ない

 

そして、保健婦さんとのやりとり~積み木を触って積み上げることもクレヨンを手に持つことも絵カードに反応することも~全ての事ができなかったのです。

 

その時の私のショックは今でも忘れられません 。不安で胸がぎゅっと締め付けられて目から涙がにじんでこぼれそうになったこと。。

 

そして先生の診察で療育を勧められました。

 

先生は療育という言葉は使わず、長男くんを新しい環境に入れて発達を促すために通ったらどうかという話でした。

 

私はまた目に涙がにじむのを感じながらぼんやりと話を聞いていました。

 


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長男が自閉症スペクトラムと自覚した今振り返ってみると



 

長男くんは2歳8ヶ月で自閉症と診断された訳ですが、今思うと1歳半の様子に自閉っ子感がかなり表れてました。

 

子育てに不安を感じながらも知識がないので全く気づきませんでした。(汗)

 

診察してくれた医師や看護師さんはわかっていたと思います!

 

ただ優しく「見守っていきましょう」と言われたので私は全く気づかず、その後障害をほのめかされた時に激しくショックを受けてしまうんですけどね。。

 

 

1歳半健診の思い出は私にとって思い出したくないくらいつらい記憶だったのですが、今は平気になりました。

 

ホント前向きな気持ちになれて良かったです。

 

 

また、赤ちゃんの成長は個人差があります。母子手帳のチェック項目がその月齢でできない箇所があっても個性の範囲であることが考えられますから過度に心配しなくてよいと思います。

 

 

ポイントとしては、長男くんの様に①できない箇所が継続して②月齢の基準でどんどん増えていくようなら…といったところでしょうか。

 

 

1歳半健診後、長男くんはどんどんできない君になっていくのでした(涙)
(´;ω;`)



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