運筆では筆圧も弱くコントロールも良くもない長男くん。
発達障害のお子さんでも鉛筆で字を書けるお子さんは多いと思うんですけど、長男くんはペンを使っています。
長男くんの手は道具を持つ力、キープする力、道具をコントロールする力のすべてが弱いという評価です。
作業療法の先生の勧めでパイロットのフリクションシリーズを試し、今はフリクションファインライナーに落ち着いています。
ペンだけど、消せるというのが本人的にも良いみたいなんですよね。
で、ご参考にフリクションシリーズの良い点悪い点をまとめておきたいと思います。
フリクションシリーズ全般の良い点・悪い点
良い点
ボールペン、インクペンでありながら消すことができる
筆圧が弱い、筆圧が強すぎてもかける
デメリット
通常のペンに比べて色が薄い
黒でもうっすらと薄い・・。薄墨(仏の記名に書くペン)のような感じ。
直射日光などでも消えることもある。保管したい書類には向かない。
以前、長男くんの園の連絡帳でフリクションノックボールペンを使用していましたが、夏休み中、日の当たる本棚にしまっておいたら内容が消えてました。。
思ったよりは消えやすいですね。
フリクションボールノック
0.5 mm タイプはコンビニなどでも入手可能。
一般的によく流通しているタイプです
メリット
筆圧が強い子、弱い子でもそれなりに書くことができる
個人的には0.7ミリタイプが快適です。
ふたをなくす心配なし
ノックしてペン先を出し挿れするタイプなのでキャップの管理が苦手な子もフタをなくす心配はありません
デメリット
鉛筆に比べて持ち方の角度を変える必要がある
書字のときえんぴつよりちょっと角度を立てないとインクの出が悪く書きづらい。
05ミリタイプでは角度を変えないとインクがでませんが、0.7ミリや1.0ミリなどのより太字のタイプならカバーできます。
不適切な行動の可能性
カチャカチャノックして遊んでしまう可能性がある。
長男くんは家で文章読解の問題がわかないとき鬼ノックしていました。。
結構うるさいです。これ教室でやったらヒンシュクでしょうね。。
分解して遊ぶ可能性もあり
シャーペン、ボールペンNGの小学校では子どもが分解して遊ぶからダメと理由らしいです。
長男くんもペンケースチェックするとバラバラに分解してされていたので使うのをやめました(笑)
フリクションカラーペン
メリット
フェルトタイプの太字なので筆圧が弱い子も楽々字を書くことができる
太字で字の形がカバーされやすいので神経質な子にもよいですね。
デメリット
キャップタイプなので蓋の管理が苦手な子は蓋を紛失する可能性があり
このタイプを持たせていた時はフタにも名前シールを貼っていました。
そのせいか?キャップをなくして帰ってくることはありませんでした。
筆圧が強い子はペン先がすぐ潰れる
発達障害の子は力のコントロールが苦手な場合があると思いますが長男くんですらペン先がつぶれるのだから筆圧が強い子はもっと早くつぶれると思います。
不適切な行為の可能性
コロコロ転がして遊ぶ可能性あり
簡単な転がり止めのでっぱりはついているのですが小さなでっぱりなので転がりやすいです。。
付き添いで息子の様子を見ているとき転がして遊んでいる時もありました(笑)
フリクションファインライナー 細字タイプのカラーペン
メリット
筆圧が弱い子も書くことができる
筆圧が強い子もペン先がつぶれづらい
デメリット
フリクションのほかのシリーズに比較してもあきらかに色が薄い
フリクションシリーズ自体もともと通常のボールペン、インクペンに比べると色が薄いです。
しかし、これはさらに薄い…!!
書字などでは線が細く線が明確にわかりよいのですが〇付けなどではもっと太字がいいな・・とほかのカラーペンを使用しています。
書字全般はフリクションファインライナーで対応をしています。
長男くんの書字の今後
小学校の先生が試しに鉛筆で書かせたところ、思ったより筆圧があるように書けたそうです。
ただ、いわゆる4点持ちみたいな形になってしまって正しい持ち方で書かせようとすると手が動かないよう。
以前は4点持ちでも鉛筆だと全く読めないぐらい薄くしか書くことができなかったんですけどね。
学校や家でのお勉強では本人に負担をかけないようにフリクションカラーライナーで対応しています。
長男くんの不器用さは担任の先生に理解していただいているので字の下手さは大目に見ていただいています。
ひらがなを上手に書くのによい教材もあるのですが本人の手のコントロール力がついていかないようなので字をきれいに書くことには注力していません。
本人も注意されなければ書くのは好きみたいなので宿題のプリントもやらせていますし、進研ゼミのワークもやらせています。
(本人が自主的にやるので。。)
ご参考までにフリクションシリーズの感想でした。