前回の続きです。


 

長男くんは2歳9ヶ月から週2回療育センターの集団療育に通いながら週3回一時保育に通うことになりました。

 

加配の先生をつけてもらい、通常保育で通うことも考えましたが、それは断念しました。

 

私のいる自治体では医療型児童発達支援と福祉型のサービス(通常保育)を 併用して受けることはできません。

 

 

発達障害児を保育園に通わせるママの不安(2歳8ヶ月)


 

通い始める前、長男くんが保育園でやっていけるとはとても思えませんでした。

 

受け入れてくれることになった保育園は体を動かすのを重視しており、街のはずれの小高い丘の上にありました。その丘を毎日お散歩するのです。

 

ところが長男くんは歩けるようになっても日常生活の中では歩きませんでした。

 

保育園でお散歩についていくだけの体力があるとは正直思いませんでした。

 

また、食事に抵抗がある長男くんは自分で食事をすることができませんでした。

 

私が補助しても食べるのを嫌がりました。昼食は食べられないのでは…と不安でした。

 

療育センターでは10人ほどの子どもに 先生方が3人プラス理学療法士、作業療法士の先生方も訓練がない時間は参加してくれ子ども達のことを見守ってくれていました。

 

できないことが多い長男くんが先生の人数が少ない場所でやっていけるのかと私は不安でとにかく不安しかありませんでした。胸が苦しくなるぐらい不安でいっぱいでした。

 

それでも保育園の先生方は「大丈夫。最初はみんなそうよ」と言ってくれました。

 

私が不安な反面、パパは乗り気でした。保育園探しはパパの夏休みを使い一緒に行っていたのですが、子ども達か元気いっぱいに遊ぶ様子を見て気に入ったようでした。


受け入れてくれた園の園長先生には長男くんの状況を正直にお話しました。

「お母さん、大変でしたね。でも、大丈夫よ。」そう言ってくださったので、私はちょっと涙ぐんでしまいました。

 

ちなみに他の園は園長先生が来ないで欲しいそうでしたので消去法でもここしかありませんでした(笑)

 



長男の一時保育。心を決めて通わせ始める(2歳9ヶ月)


 


一時保育に通い始める前1ヶ月間は週1回母子交流という形で私も付き添いました。

 

お散歩もみんなと一緒はむつかしそう。給食も自分じゃ食べられない。他のお友達と違うことが見えてくると本当に不安がつのりました。

 

「何をそんなに不安なの?失うものなんかないじゃない。長男くんが嫌がったらやめたらいいんだから。」

パパは言います。

 

「通わせるならえぃっと心を決めないとダメよ。週の半分は来ないと本人の納得感がないし、居場所を見つけられなくて辛いでしょう。」

と園長先生

 

心を決めて次の週から一時保育に通わせ始めました。

朝の8時半から夕方の 4時半までです。

朝はパパが出勤のついでに送り、帰りは私がタクシーで迎えに行きました。

 

思いがけず長男くんはあっさりと保育園に馴染みました。

長男くんが一時保育に通うようになってからすぐ次男が生まれ、長男くんが規則正しく通ってくれて助かりました。

 


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一時保育担当のケイコ先生と長男くん




連絡帳があった方がいいよと言われノートを準備しましたが、一時保育担当のケイコ先生が長男くんの様子を連絡帳できめ細かに教えてくれました。


その様子に私は大変驚き感謝しました。

 

長男くんはケイコ先生が大好きでいつも先生のそばにいました。

 

ケイコ先生は長男くんが自分で頑張れるよう、見守ってくれていました。


散歩中もう歩けないよと長男くんがしゃがみこむ様子を先生は遠巻きに見守っているとまた立ち上がって歩き出したこと。


ズボンが脱げなくて怒っている長男くんを励ましを勇気づけて自分で脱げたこと。

 

一時保育に通い初めてからみるみる長男くんは変わっていきました。

 

家族で出かけても自分で歩くようになりました。

それまで上り下りできなかった階段も自分で危なっかしげに登ったり降りたり。

 

言葉もだんだん増えてきました。

周りの人が話す言葉を長男くんは真似することができませんでした。


でもだんだん1文字、2文字、3文字、4文字と言葉の真似もできるようになって、意思の疎通ができるようになってきました。

 

その頃から吐くほどの激しい癇癪はなくなっていきました。

 

療育センターのお友達のママにも「長男くんすごく変わったね。なんか大人になった」と言われるようになりました。


ABAセラピーなど家での関わりも


この頃私は家庭でABA(応用行動分析)セラピー的な関わりもしていました。書籍を参考に遊びながら進めていました。


長男くんを自分で頑張れる力をつけてあげたい。

長男くんが成長できる環境に入れてあげたいという気持ちでいろんな試行錯誤してきたと思います。


 

自閉症スペクトラムの長男は集団に入って成長した


私は発達障害児を持つふつうの母親です。


それでも長男くんの成長を振り返って、その時の様子に応じて大人や子供達の輪に入れたことは意味があることだったと思っています。

 

大切なのは子どもに合わせた選択をすること。

また、理解し受け入れてくれる方がいるか…。だと思います。

 

発達障害児のママをしているといかにたくさんの方に支えられて子育てをしているか実感します。

本当に日々感謝です。