ADD(注意欠陥障害)と8歳の時にニューヨーク市の教育委員会で認定された栗原類さんの本を読みました。



読んでよかったので感想を書きたいと思います。

 

発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由




発達障害児の保護者に勇気をあたえる本



モデル・俳優として大活躍されている栗原さん。


正直、参考にならないかなと発売すぐには手に取りませんでした。


でも、そうじゃなかった。


発達障害を持つ一人の男の子が母親や信頼できる主治医に見守られて幼い頃から葛藤しながら自分の居場所を見つけることができたという物語なんですよね。


母親の泉さんの類さんとの向き合い方もとても参考になると思います。


いろいろ難しいところがある発達障害児を立派に育て上げた泉さんの存在自体に勇気を貰いました!


この本では

類さんの記述に対してお母さんの泉さんや主治医の先生が解説しています。


当事者の類さんと支援をするお母さんや主治医の先生の三つの視点で類さんの成長を理解することができる…今までにない本ですよね。


わたしは母親なので泉さんの話が参考になりました。





  • なぜ海外で子育てをしたのか

  • 発達障害と認定されるまで

  • 本人にどう伝えたか



など。


いまでも日本は小さい子供に冷たい社会と話題になることもありますが当時もそんな感じだったんですね。



子どもの障害を本人にどう伝えるか




本人にはすぐに伝える必要がない。伝えて本人が理解できるような場面になった説明する形にしたほうがいいというアドバイスを受けました。本人が理解した後に自分を否定的に見るようでは伝え方としては失敗です。



泉さんは類さんにドリーと同じだよと伝えたそうです。


思い出すためのキーワードそしてドリーはポジティブな存在であったこと。


この二つの要素が満たされていて告知は上手くいったそうです 。

告知の後の類さんは症状を指摘されても理解できるようになったそうです。


告知するかしないか。

告知するならいつしたらよいか。


夫の知り合いに大人の発達障害の方がいて「子どもの頃どうして自分はみんなと違ってできないことばかりなんだろう」って思っていたそうです。


今と違って「発達障害」は知られておらず支援が受けられなくて。自分でなんとかやってきた。。

長男くんが持っている性質を伝えて長男くん自身がが困りごとを自覚すること。

それが長男くんが自分と向き合っていくために重要なことかもしれない。

 

告知について大きなヒントになりました。


わが家はどうするか。。

これからも考えていかなければならないと思っています。



NYの小学校の話も興味深かったです。


学習の習熟度や情緒の発達が未熟とされるて留年させられてしまうとか。 体が小さく不利になるからと本人申請で留年もできるとか。


日本とはだいぶ違いますね。

日本は義務教育なら毎年進級できますし、保護者の申請の就学猶予(小学校入学を1年遅らせる)は難しいと言われています。




母親の子どもを見守る力


長い目で成長を見守る、本人が好きなことを伸ばす努力を惜しまない。 


 

と泉さんが書いています。
ただ子供を見守るのって本当に大変なことです。



友人や親族に相談してもきっとあなたが聞きたい言葉を予測して答えてくれるだけで終わるでしょう。



しかしそれは子供にとって何の利益にもなりません。自分の心の安らぎを求めても何の足しにもなりません。



家庭内での事学校での事親としていつも全力投球で努力をしたとしてもそれが正しい支援なのか正しい努力なのか自分だけで判断するのは危険です。




すごく冷静ですよね。


類さんのために真摯に向き合ってきた泉さん。

強い女性だなぁと思いました。

わたし自身は家族や療育先の先生になぐさめられたり
励まされたりしながら気持ちを立て直してきました。

でも、なぐさめを全部真に受けないで
何か長男くんにとってよいか考えてきました。

事実を冷静にうけとめ、どうするか。
発達障害の保護者はみな通る道なのかもしれません。




類さんの話~
僕が輝く場所を見つけられた理由




類さんの話で気になったのは

 

「脳の癖を知り訓練すれば変われる」


自分の弱点を知ることが克服への第一歩



訓練すればすぐに出来るようになるとは限りません。
今でも克服できていないものがたくさんあります。
どんな人でも長い目で徐々に訓練していけばいけばできるようになるのではないでしょうか。


 

これ長男くんに身辺自立を教える時もそうなんですよね。
発達指数はその年齢に応じた発達状況に合わないと低くなります。


それは母親にとっては自分の子供ができないと言われているようで悲しく思う部分です。


いつかできるようになればいいかなと思いながらもふっと気持ちが揺れ動く時もあります。

母親であるわたしがゆったり長男くんを見守っていけばいいんだ。

改めてそう思いました。



発達障害児を育てているママにとっては

自分の子供がどうなるのかな。

自立できるのかなという心配があると思います。


当事者である類くんと類君を守ってきたお母さん話
そしてお母さんの信頼できる所主治医の先生。

類さんの体験を知ることで大きく励ましてもらうことができました。

 

辛いことがあったらまた読み返して勇気をもらおうと思います(笑)


今後も読んだ本のレビューをしていきたいと思います。
よろしくお願い致します。