心配性ママの発達障害児育児☆

4歳の自閉症スペクトラム長男くんの子育てブログ。発達障害児ママの不安や戸惑った気持ち、早期療育、家庭療育について書いていきます。

特別支援学級の教員に特別支援教育を学ぶ義務がないのはおかしい

特別支援学級・支援学校の特別支援学校教諭免許の取得率はなぜ低いのでしょうか。

 

大切なのは「免許」ではないという意見もあるでしょう。

 

でも私には、特別支援学校教諭免許の取得率の低さに特別支援教育の問題が隠れていそうだなーと思います。

anond.hatelabo.jp

 

【教育免許法】

特別支援学校の教員は、幼稚園、小学校、中学校又は高等学校の教諭免許状のほか、特別支援学校教諭免許状を有していなければならない(法第3条第3項)。

○法第3条の規定にかかわらず、幼・小・中・高の教諭免許状を有する者は、「当分の間」特別支援学校の相当する部の教諭等となることができる(法附則第16項)。

○特別支援学級担任や、通級による指導を担当する教員については、特別支援学校教諭免許状を有すること等の法令上の規定はない。

参考資料25:特別支援教育に係る教育職員免許状について:文部科学省


つまり…支援学級の教員が特別支援教育について学ぶ義務が法律では定められていない。



特別支援学校の教員は特別支援学校教諭免許を取得することが義務付けられている。

 

しかし!

 

附則第16項 幼・小・中・高の教諭免許状を有する者は、「当分の間」特別支援学校の相当する部の教諭等となることができる

 

特別支援学校教諭免許がなくても特別支援学校で教員として働くことができるんです!

 

「当分」って…具体的にいつまで…?

 

つまり!特別支援学級の担任も、特別支援学校の担任も特別支援学校教諭免許がなくてもいいんです!

 

法律がそう決めているんだから!

 

えぇ~!おかしいと思うのはわたしだけ!?

 

人事異動のローテーションで特別支援学校に着任したとしてもそれから勉強して資格をとるべきと思います。

時間はかかるんでしょうけど…。

 
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保育士・幼稚園教諭は障害児の施設で実習を受けている

就学前の発達障害の子どもの進路は

  • 障害児通園施設
  • 保育園
  • 幼稚園

 

にわかれています。

 

通園施設と保育園は保育士資格で勤務しているわけですが

保育士資格には養護施設や児童発達支援センターなど障害児に関わる実習が必須です。(施設実習)



幼稚園教諭免許には障害児施設での実習は必要ありません。

 

しかし、保育士資格と幼稚園教諭免許を両方とる人が多いので幼稚園教諭も障害児に関わる実習を受けていることがほとんどです。

 

障害児通園施設

 

医療型の障害児通園施設(医療ケア児や医療サービスを受ける身体障害児が通う)

 

福祉型の障害児通園施設(身体には問題がなく、知的障害、発達障害児が通う)があります。

 

長男くんは3歳までは医療型の障害児通園施設に通い、現在は福祉型の障害児通園施設に通っていますがどちらも実習の学生さん達は来ていました。

 

支援学級の担任は特別支援教育を学ぶ機会がない?

ところが小学校教諭・中学校教諭の教育実習は普通級のみ。

支援学級での実習を受けていないため特別支援学級教育をどう運営したらよいか経験がない教員もいるのではないでしょうか。

 

発達障害についてよく知らず、特別支援教育についてどう運営したらよいか知らなければ教員はアタフタして生徒の指導どころではないでしょう。

 

教員が特別支援教育を学ぶ機会は保証されている?

会社で新人が配属された時は先輩や上司に指導を受けながら現場で仕事を覚えていきます。

 

OJT(On the Job Training )が基本ですよね。

 

では支援級の教員はどうでしょうか?

 

うちの市では小学校に支援級は1~2クラス。1クラスに教員1人です。

 

同じ指導をリアルタイムで一緒に共有することもできず、一人で生徒に向き合っています。

 

情報交換や相談をする教員自体も小学校にはいない。。(区分が違うと関わりのコツも違う…。)

どうやって経験者に相談に行けばよいのでしょう。

 

事前に経験もなく支援学級に配属しても先生方は困ってしまうのではないでしょうか…。

 

特別支援学級を担当することになった教員が個人で努力するだけでは、保護者が教員のアタリハズレに一喜一憂するばかりで特別支援教育の充実は望めないと思います。



療育の質のため。障害児通園施設の取り組み

 

会議や話し合いの時間がある

 

息子が通っている通園施設では決まった曜日が午前だけの日になっています。午後は先生方が会議や話し合いなどを行っています。



保育士の学ぶ機会がある

 

自閉症講座・発達障害講座など先生方が勉強のために定期的に出張をしている連絡を頂いています。

(たまに遠方もあり)

 

子どもに質の高い療育をするために保育士の先生方が勉強する機会があります。

 

複数の担任がいる

 

1クラスが子ども10人に対して担任は4人と手厚いです。

 

同じ集団で活動している為、新人の保育士がきてもOJT(On the Job Training )は機能しますし

 

保育士が交代で研修に行ったり、お休みしてもクラスが運営できる体制です。

 

まとめ:特別支援教育の充実のために

 

特別支援学校や支援学級の先生方にも個人で特別支援教育を勉強しているかたも多くいらっしゃいます。

 

サイトやブログで情報発信されたり、特別支援を担当する教員を励ましている先生がいることも知っています。

 

しかし、特別支援教育の充実には教員個人の努力だけではなく組織として特別支援教育を学ぶ体制作りが必要なのではないでしょうか。

 

 特別支援教育に理解ある管理職(校長・教頭)がどうこうするのではなく、教育体制として誰がきても特別支援教育の質を保つ仕組みが必須だと思います。

 

そうでなれけば障害をもつ子どもの親はちっとも安心できません…。

 

とりあえず、やばい教頭(特別支援コーディネーター)、やばい支援級は教育委員会に報告しておこうと思いました。

 

追記:現在の教職課程では「介護等体験」として支援学校・社会福祉施設の実習が必須であること。(支援学校2日、介護施設5日)。介護等体験は平成10年から義務化。

特別支援教育の研修は重視されているとご指摘をいただきました。

有難うございます。