2020年度からデジタル教科書が本格導入されることが決定したそうです。



デジタルを活用したICT教育の意義はとしては教育の質を上げていこうということですからよいことですよね。


 


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現在も先生方は授業で色々工夫されているでしょうけど、デジタルツールを使用することで「動画」「画像」「音声」など生徒の理解を高める授業ができるのでは?


ということがICT 教育を推進していく意味だと思うんですよね。


 


(先生方の負担も減ったらいいですよね・・)


 



息子は自閉症スペクトラムで「特別支援教育」「合理的配慮」云々という目線でICT教育をとらえていましたが、教育自体の質が上がっていくというのとても良いことだと思います。


 


迷走していたデジタル教科書がやっと方向性が決まったのでしょうか?


デジタル教科書とは?



デジタル教科書とは、デジタル機器や情報端末向けの教材のうち、既存の教科書の内容と、それを閲覧するためのソフトウェアに加え、編集移動、追加、削除などの基本機能を備えるものを指します。



 


デジタル教科書の位置づけに関する検討について(資料4)文部科学省


http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/110/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2015/05/18/1357853_2.pdf


 


指導者用にリリースされているデジタル教科書の内容を見てみると


 


パソコン、タブレット向けのコンテンツで紙の教科書の内容だけでなく動画、音声の再生、画像やテキストの拡大、ドリルなどのデータを一つに統合したものなんですよね。


 


各出版社のサイトでデジタル教科書の確認できます。


 


教科書の電子書籍版なのかな・・


と思っていましたが現在リリースされているデジタル教科書は全然違っていました!!


 


 とはいえ、それで方向性に問題ありだったと思います。。


 


生徒用のデジタル教科書はほとんど作成されていない?


 


デジタル教科書は指導者用(先生用)と学習者用(生徒用)にコンテンツが分かれています。


 


学習者用のデジタル教科書は作成していない出版社が半数以上です。(小学校の場合)


指導者用は校内フリーソフトとして学校内で使用するパソコンのみでの利用となりますので一般購入はできません。


 


学習者用のデジタル教科書を発売している出版社も動作環境はほぼWindowsPCのみです。


 


デジタル教科書自体は平成27年くらいからリリースされていたようですが生徒用まで手が回らない状況だったようです。


 


デジタルコンテンツをリリースするのは出版社の方には畑違いの仕事ですから…大変だったと思います。





デジタル教科書の動作環境はWindowsパソコンがメイン


 


2020年度からICT教育の取り組みのニュースでよく聞くのがタブレット(iPad)を導入した学校の事例です。


デジタル教科書も iPad(あるいはandroidタブレット) で見れるのかなと思っていたのですが(そもそも学習者用のデジタル教科書はほぼ発売されていない)指導者用のデジタル教科書も使用環境はほぼWindowsのみです。


 


教科書を提供している出版社はたくさんあります。


 


デジタル教科書の提供にあたり業界的な方向性が定まっていたのかな?と思いました。


 


 


デジタル教科書の対応デバイスはなぜ出版社によって違うのか 


 


出版社によってデジタル教科書の対応デバイス(機器)はばらつきがあります。


Windowsパソコンはどの出版社も対応していますが、タブレット対応は出版社によります。


 


各出版社のデジタル教科書の動作環境などみていると3社ほどAdobe flash playerを使用しているデジタル教科書がありました。


 


Adobe flash playerはタブレット端末(iPad、Android)非対応です。


 


タブレット端末が使えない…というよりAdobe flash playerという消えいく技術を使用してデジタル教科書を作ったいる判断が問題な気もします。


 


Adobe flash playerの使用はやめるよう製造元のAdobeがずいぶん前から呼びかけていたのは知っている人は多いと思います。


 


Adobe、2020年末でFlashのサポートを終了と発表 | TechCrunch Japan


 


もちろんデジタル教科書の作成は業者に委託していると思います。


 


しかし、表現したい内容があっても技術的な方向性も関係しますし、動作確認など検証するのも大変です。


 


(表示されるべき文章が途中からなぜか表示されなくなるとか。リンクが適切でないとか。ミスやバグがかならずあります。)


 


教科書は内容量が膨大ですしねぇ…。


 


Windows版とiOS版は別物だし…。


 


(私も昔、ITじゃないのに自社のiPhoneアプリ作りに携わって本当に大変でした。)


 


この辺り文部科学省が言及できなかったのかな?といち保護者としては疑問でした。


 


そもそもICT教育に適切なデバイス(端末)は何か?みたいなところもあります。


 


プログラミングが必修ならキーボードは必要でしょうし。


 


普段はiPadやAndroidタブレットでよくて、プログラミングはノートPCとか?


 


自治体主導でよいのかなぁ?




2020年の本格導入にあたっては間に合うんでしょうか?


 


と思ったら


今まで迷走していたデジタル教科書ですがやっと落としどころがきまったようです。


 


紙の教科書の電子書籍化であればさすがに・・大丈夫でしょう。 


 


もっと早く方向性が定まっていれば出版社の方も苦労をしなくてすんだと思います。


 


benesse.jp


 


 電子書籍で文章を読むのは便利です。


 kindleでは文章はフォントの拡大縮小もできますし、文章の読み上げもしてくれます。


わからない単語を長押しすれば辞書ツールで意味を調べることもできます。


 


デイジー教科書のほうがもっと便利かもしれませんが。。


 


 


マルチメディアデイジー教科書(ダウンロード無料)


 


私が思っていたデジタル教科書に一番近いイメージはマルチメディアデイジー教科書なんですよね。


 


マルチメディアデイジー教科書とは・・


マルチメディアデイジー教科書は、通常の教科書と同様のテキスト、画像を使用し、テキストに音声をシンクロ(同期)させて読むことができるものです。
ユーザーは音声を聞きながらハイライトされたテキストを読み、同じ画面上で絵をみることもできます。


 


(公財)日本障害者リハビリテーション協会では、2008年の9月よりマルチメディアデイジー教科書を通常の教科書では読むことが困難な児童、生徒に、提供を始め、2012年度には、当協会を中心にボランティア18団体(下記参照)と協力を組み、より多くの読むことに困難のある生徒に提供をしております。



マルチメディアデイジー教科書について


 


デイジー教科書は、もともとディスクレシアや弱視など障害をもつ子ども向けにボランティアで作られたデジタル教科書です。


 


小学生、中学生、一部の高校まで、無料で教科書データが提供されています。


(ただ、すべての教科書が網羅されているわけではありません。)


 


平成29年度マルチメディアデイジー教科書一覧です。


 



申請には条件は必要なく簡単にネットで申請するだけで、希望の教科書をダウンロード無料で利用できます。


デイジー教科書 申請方法





WindowsPCでソフトのダウンロード(無料)


WindowsPCで使用する


iPhone、iPadの利用にはアプリ(有料)のダウンロードが必要です。


iPad/iPhone/iPod touchで使用する


androidアプリ(有料)はandroid5.0以降は対応していないそうなのでおすすめできません。。



無料でダウンロードできる!デイジー教科書の魅力

 


 



 


デイジー教科書は読んでいる部分がハイライト表示されるのでわかりやすいです。


文字の拡大などもできます。


 


もともとは障害のある子ども向けに開発されたデイジー教科書ですが、障害のないお子さんにもぜひ試してほしいと思います。


 


マルチメディアデイジー活用事例要約集


 
わが家も先を見据えてiPadを購入しようかなと思っています。


デジタル教科書がうまくいかなくてもデイジー教科書があれば大丈夫だと思います(笑)