心配性ママの発達障害児育児☆

5歳の自閉症スペクトラム長男くんと2歳のグレー次男ちゃんの子育てブログ。発達障害児ママの不安や戸惑った気持ち、早期療育、家庭療育について書いていきます。

マンガ「どんぐりの家」障害について知ることの大切さ

障害児について書かれた漫画は多くあり発達障害児ママの私もたくさんの漫画を読み漁ってきました。

 

でも、「どんぐりの家」ほど障害児の家族をとりまく問題点を表現した作品はないでしょう。

 

 

作者の山本おさむ先生がどんぐりの家のお母さん達の手記に興味を持ち、取材を行いコミカライズした作品です。

 

山本おさむ先生は「そばもん」や「聖」などを手掛けられていて山本先生が障害児のマンガを描いていたの!?という印象でした。

 

そばもん 一―ニッポン蕎麦行脚 “もり”と“ざる” (My First WIDE)

聖-天才・羽生が恐れた男- 新装版 1 (ビッグコミックススペシャル)

 

 どんぐりの家(1)

 

 

「どんぐりの家」は知的障害と聴覚障害のある子どもたちを書いていますが

要するに「障害児とその家族」を取り巻く問題を描いた作品です。

 

 1巻では主人公の成長後の居場所のために共同作業所をつくる活動をしようというところで終わります。

 

2巻以降はまた別ストーリーとなります(全7巻)

 

今までの障害者マンガ(といっても出版は1993年から)にはなかった障害者を描く描写は本当に強烈です。

 

当時の障害児とその家族へのすさまじい偏見、差別。

 

初めて障害児とかかわった教師のとまどいや障害児への嫌悪感。障害児への教育の意義の模索と挫折(と立ち直り)。

 

家庭で障害のある子どもの身辺自立に取り組む親の絶望。

 

就学猶予という建前で障害のある子どもの学校の入学を拒否され、居場所がなく追い詰められていく家族。(まだ就学猶予があったころの話です。)

 

追い詰められる家族を見かねた教師たちが政治活動を行い障害児の学校への入学を勝ち取ったこと。(障害児を入学させると公約した政治家を応援)

 

障害児どうしの中でのいじめ。

 

聾学校での教育の失敗。

(昔はろう学校では口話法を指導し手話を禁止している学校もあった。)

 

障害児を持つ家族への身内の偏見。

 

障害児の学校卒業後の居場所の問題。

 

障害への不理解による精神病院への長期間の隔離。

 

卒業後の就労、居場所の問題。

 

 

現代の障害者・障害児を取り巻く問題が赤裸々に描かれています。

 

「どんぐりの家」を読んでの感想

 

 全7巻読んだのですが涙ふきふき読んだという感じです。

 

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接点がない人に障害について知ってもらうことはむつかしいという記事を書きましたが、関わりがある人に障害について知ってもらうことも大切さを実感します。

 

特別支援教育に携わる教員は障害児・者について知ってほしい

 

特に教育では最初に障害児関わる教師たちのとまどい、嫌悪感もしっかり描かれていました。マンガの先生たちは自分たちで気持ちを立て直していましたが・・

 

特別支援学校での特別支援教諭の免許を取得している人は約7割です。

 

教員の障害児への理解が足りなければさまざまな問題がおきると思います。

 

障害児と関わる知識や個人として尊重する気持ちがなければ、やがて暴言や体罰などの問題を起こすかもしれません。

 

障害があるからかわいそう。障害があってかわいいね。と同情や愛玩の対象としてしか見えないのであれば不必要なスキンシップや性的いたずらの問題につながるかもしれません。

 

 

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療育の知識はアップデートされているか

 

家庭での身辺自立に苦労する保護者の話がありましたが、今はいろんなアドバイス本があります。

以前よりも保護者の関わりのヒントはたくさんあるのかもしれません

 

長男くんが通っていた児童デイは「障害児が落ち着かないのは母親が向き合っていないから」と指導者が言い放つような施設でした。

昔そういう思想があったことは知っていますが、その人は30年前から考えが変わっていないと思われます。

外部研修をしていない施設はヤバいですね。。(もちろん学校もですよ。)

 

しかも適切な知識はないのにベテランなので組織に対して影響力があったりするんですよね。

 

時が止まっている療育施設や教育機関があるかもしれないと思うとぞっとします。

 

療育や関わり方を変えるのは非を認めるようで難しい?

 

また、「どんぐりの家」でも聾学校の先生たちが自らの教育の失敗を認めるシーンがありました。

 

かつて聾学校で口話(唇の形や息の強度などの訓練で言葉を習得しようというもの)で指導し、手話を禁止することもあったそうです。

 

しかし、多くのろうあ者はコミュニケーションが円滑にとれるほど話せるようになりませんでした。

 

「手話」というコミニュケーション手段を奪われる教育は長期間続けられていたんです。

※1巻では主人公の子がお母さんとハンドサインで会話しています。

 

今までのやり方が間違っていたら…

もっといい方法があれば…

勇気を出して変わって欲しいと思います。

 

自閉症児療育の世界でも「言葉が話せなくなる」と「マカトンサイン」や「絵カード」ICTアプリなどのコミュニケーション手段を否定する方がいるそうです。

 

長男くんも2歳ぐらいからマカトンサインを使っていましたが今はしゃべっています・・。

 

「療育の目標」にしばられるのではなく、それが本人のためになるのかを考える必要があると思います。

 

ことばより先に伝えたい・知りたい気持ちが先ですよね。

 

 

障害者の就労・A型就労施設の問題

 

障害者の就労の問題は今でも続いています。

 

一般企業で働くのはシビア。

共同作業所があってもどう仕事を受注するか。

自分たちで商品を作ったらどう販売するか。

 

私も近くの作業所で販売している商品を買おうと思っても

魅力的なものがなくて買うものを悩むんですよね。

 

間食はしないし、雑貨も買うと増えていくし。

今までのお気に入りはプリン状洗剤でした。

(ワイシャツの襟や袖口洗いに◎)

 

就労施設の運営についていろんな人のアイデアが必要なのかもしれません。

 

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まとめ

現代の発達障害のお子さんの進路等で「就学猶予が認められない」

つまり入学を後倒ししてほしいのにできないという意見も聞いたことがあります。

 

でも、過去の「就学猶予」による障害児の入学拒否を知ると現代で就学猶予制度が認められるとそれに名を借りて障害児の入学拒否問題が起きそうで怖いです。

 

発達障害啓発週間ということであえて発達障害だけでない障害のマンガを取り上げましたが、私たち全体にも関わりあることなんですよね。

発達障害を知ってほしいという願いはあるけれど、私たちも知らなくちゃいけないことが多いのかもしれません。