通園施設の個別療育の付き添いに行ってきました。
長男くんの通っている療育園では1クラス10人の生徒に対し4人の保育士がついています。
手厚いのですがやはり基本は集団療育。
個人の個別療育は親の付き添いのもとにみんなが登園する前に30分ほど行います。
大体月1回ぐらいです。
大体月1回ぐらいです。
長男くんが行った個別療育メニュー(4歳)
- トングで消しゴムをお皿に移し替え
- 運筆の練習
- 洗濯バサミをつまんでうちわに挟む
- 筋トレ
- カードの分類
- 消えたカードを答える
トングで消しゴムを移し替えする作業
以前もやっていました。
手の操作系の訓練のためやっています。
不器用な子にとっては手の力のコントロール…
力を入れてトングで消しゴムをつまむだけではなく、その状態を維持し、力を緩めて消しゴムを外すことが意外に難しいそうです。
療育センターの作業療法でも継続して行っている課題です。
療育センターではトングではなくバネ箸を使っています。
運筆・めいろ
運筆の練習は家でもイヤイヤやっているお勉強です。
大好きな先生と一緒だと嫌がらないですね。
長男くんは運筆が好きではありません。
自分でもうまくできない。苦手なんだということがわかっているようです。
なので家ではあまりうるさいことは言いません。
ちょっとぐらいはみ出ても、ショートカットしてるとこがあるよと思っても「駄目だね。」とは言いたくないと思っています。
ただ「ここのカドはくるっとだね」みたいな説明はしているのでやっぱりウザいと思われていると思います(笑)
感情的に叱ることはしません。
百害あって一利なしとわかっています。
でも、もっとこうした方がいいよとかこれはちょっと違うねという説明はしてあげないと本人も理解ができない。
この辺りの線引きがほんと難しいです。
悩みながら反応を見ながらやっています。
説明したことを本人もなんとなく覚えてきて
「行き止まりは戻るよ。」
「壁はぶつからない。」
とかぶつぶつ言いながらやっています。
洗濯バサミをつまんでうちわに挟む訓練
療育センターの作業療法でも前回やりました。
不器用な子が器用になるには指先の動きよりも手のひらの筋肉のコントロールの方が重要。
でも、もちろん指自体の動きも大事なんですよね。
我が家でもオリジナルのアンパンマンボックスを作り、長男くんが洗濯バサミを挟むよう努力していました。
指の動作もそうですが、色の違う洗濯バサミをどのキャラクターの所にパッチンしてなど指示も通るようになしました。
やったね!と思いつつ家ではやらなくなりましたがなんと全然できなくなっていることに気づきました。
筋肉やコントロールなどの力はやらないと衰えていくんですね…ショック。
筋トレ(肩の筋力アップ)
カラーボックスの上にちょっと重いブロックをのせていきます。
手先の器用さと肩の筋肉は非常に関係しているそうで長男くんの場合は意識的に鍛えて行った方がいいだろうということでやっています。
絵カードの分類
今回は初めてやりました。
性質や特性による分類を行います。
今回は動物、果物、乗り物の3種類のカテゴリーにそれぞれカードを分類して行きます。
「 ももはくだもの。ひこうきはのりもの。」と呟きながら分類していました。
今回初めて行っていたのでできるかな?と思いましたが大丈夫。
家で子ども図鑑をよく見ており図鑑のインデックスも読むようにしているのがよかったのかもしれません。
カテゴリー分類は家庭で無理なく楽しくできる生活学習課題46にも載っています。
消えたカードを答える(ワーキングメモリ)
3枚のカードを確認してから見えないようにしてる間に1枚の絵カードを隠し何がなくなったか答えさせます。
短期記憶の訓練です。
発達障害を持つ子供はワーキングメモリーとも呼ばれる短期記憶をコントロールする力が弱くそれが困り感につながると言われています。
今回は全て答えられました。(カンタンだし)
ワーキングメモリの訓練は本当はもっと複雑みたいです。
■スポンサーリンク
個別療育の付き添いの目的
一つは私のガス抜き。
先生は私の愚痴などを聞いてくれます。
本当にありがたいです。ただし長男くんは最近ママの言うことをわかりつつあるので、直接的な悪口は言いません。
わからないように難しい言いまわしを使っています。
(なんちゃって)
もう一つは家庭での療育的な関わりの参考のためです。
長男くんが通っている通園施設はABA(応用行動分析)の考えを取り入れています。
ポーテージという手法で子供の年齢に応じて期待される能力をチェックしどんな療育に取り組ませたらよいか把握しています。
個別療育でやっている訓練を家庭でもやればちょうどよいわけです。
また長男くんは作業療法、理学療法などのリハビリも受けているので先生方が言っていたアドバイスを共有する機会にしています。
初めて個別療育を受けた時に長男くんができないことだらけで私は動悸がしながら付き添っていました。(心配しすぎ)
今は先生とも打ち解けて世間話しながら様子を見ています。