息子が通う通園施設では特別支援学級・支援学校の学校見学会を主催し、6月上旬~7月の上旬にかけてひと月ほどで見学して回ります。
見学に行かなくても感想までをとりまとめて配布するので情報は保護者全員に共有されます。
役員内ではやばい教頭、やばい支援学級の話は共有されつつありますけど…。
支援学級・支援学校の見学にはいつ行けばいい?
個人で支援学級の見学をしたい場合は小学校に入園する前年度の4月中旬に連絡すると良いと思います。
人事異動がある為あまり早く連絡しても受け付けてもらえません。
また早く説明会がはじまる地域もあるので就学説明を受ける年度が始まってから1度連絡した方が無難です。
支援学校などは事前の説明会が入学するための絶対条件であったりすることもあるので注意です。
どの学校に通わせよう?見学する学校選び
支援学級の場合は学校まで送るよう求められることもあり近場の小学校を中心に見学すると思います。
規模を把握するために学級編成表も参考にすると良いと思います。
学級編成表では
普通級のクラス数、各年次の生徒数
特別支援学級のクラス数と所属している生徒数が見ることができます。
自治体によってデータの作成の仕方はまちまちですが、うちの市では知的、情緒、病弱、肢体などの支援級の割り振り、クラス数、生徒数まで見ることができます。
「市町村 学級編成」
「市町村 生徒数 集計」などで検索すればだいたいでてきます。
教育委員会のページにアップされていることが多いようです
詳細が知りたければ教育委員会や小学校に問い合わせても良いと思います。
見学した支援学級の様子
うちの市はほとんどの小学校に支援級を作る方針のため各小学校にだいたい1クラス情緒・知的の支援級があります。1クラスの生徒数はだいたい2~3人です。
数字だけ見ればめぐまれている人員配置に思えるんですけど…。
義務教育では1クラスあたりの生徒数が法律で決められています。
特別支援学級は8人
特別支援学校は6人(2つ以上の障害がある場合は3人)
公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律
(この法律の目的)
第一条 この法律は、公立義務教育諸学校に関し、学級規模と教職員の配置の適正化を図るため、学級編制及び教職員定数の標準について必要な事項を定め、もつて義務教育水準の維持向上に資することを目的とする。
(定義)
小学校の普通級 40人(第一学年35人)
小学校の特別支援学級8人
中学校の普通学級 40人
中学校の特別支援学級8人
公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律
特別支援コーディネーターの教頭が最初だけあいさつに来ました。
案内してくれた支援級の担任は他の小学校でも支援級の担任をしていたベテランのようでした。
かつていた支援級がある小学校は支援級が3クラスあり、支援級にたずさわってきた△△先生から指導を受けたと言っていました。
同じ所属に6年以上はいられないため、そろそろ異動するだろうとのお話でした。
普通級の見学
1~3年は支援級に所属する子も普通級で授業を受けるそうで、支援級の子たちも問題がなく授業は進められていました。
先生は生徒に指示を出して反応をよく見ている…。
さすがプロ…。
ちなみに見学した普通級は1クラス20人の小規模クラスだったので先生方もやりやすいほうなのかもしれません。
(市の小中学校の平均は1クラスの30人。)
インクルーシブ教育的な考えが今後も進んでいくのなら普通級の人数もチェックしたほうが良さそうです。
支援学級の見学
支援級は2つの教室があり、普通の大きさの教室は生徒が落ち着くためのスペースがありました。
(教室に対して生徒数が少ないので落ち着かないくらい)
もう1つの教室は狭く半分くらいの部屋で教具や知育玩具がたくさんありました。
授業を担当していた若い先生は2人の生徒を指導していました。
しかめっ面をしながら1人に間違った算数のプリントをやり直しさせて、もう1人は漢字の書き取りです。
わかりやすさの工夫などもなく淡々とプリントをやらせているだけ。
規定より生徒数は大分少ないのに…いっぱいいっぱいそう。
見ていて心配な気持ちになりました。
特別支援教育のノウハウを知らなければ少ない生徒数でも教師はイライラするばかり…。
わが家も発達障害の子どもを家庭で勉強を教えるのは大変であの手この手で関わっています。
発達障害のことを知らなければ何回教えてもわからないできの悪い子。やる気がない子と思うかもしれません。
もっと先生方に発達障害や特別支援教育について知ってもらう必要があると思いました。
支援学級の教員免許はありますか?
支援学級の教員には免許があるか質問がありました。
支援学級の教員は特別支援学校教諭免許は必要ありません。
しかし最近はうるさいので(え?保護者が?誰が?)
夏休みなどに2週間程で取りに行くことがあります。
(え?と思いましたが、実習のことと思われます。)
特別支援学校教諭免許とは
特別支援教育では特別支援学校教諭免許があります。
文部科学省のホームページで公開されている情報では
特別支援学級担任教員の保有率は、小・中学校計で31.3%(小学校33.0%、中学校27.4%)
さらに驚いたのは
特別支援学校教員の保有者の割合が、平成22年度で、70.0%しかないんですよね。
資料7:特別支援教育に係る教育職員免許状について:文部科学省
(平成22年度学校基本調査の情報が掲出されているのでまた変わっているかもしれません。)
教員は特別支援教育のプロであるべきなのになぜ…。
以下に続きます。
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