心配性ママの発達障害児育児ブログ☆

6歳の自閉症スペクトラム長男くんと3歳のグレー次男ちゃんの子育てブログ。発達障害児ママの不安や戸惑った気持ち、早期療育、家庭療育について書いてます。過去記事はキーワードでブログ内検索していただけます。

「発達障害のぼくが食える人に変わったすごい仕事術」を発達障害の子どもの母親が読んだ感想

姑が遊びに来ていたのでブログの更新が滞っていました。

長男くんのことで私を精神的に追い詰めていたあの姑です。

 

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Kindle unlimited で発達障害関連の書籍も案外あるのですが、

「発達障害の僕が食える人に変わったすごい仕事術」は発達障害の子どもを育てている自分にもじわじわきたので感想を書きたいと思います。

 

 

この借金玉さんという著者の方は Twitterで拝見したことがあるのですが働いている30代成人発達障害(ADHD)の当事者なんですよね。

 

まだ息子は年長なので参考にならないかな?と思ったのですが借金玉さんの成育歴を知ると保護者としてあぁそうなんだと思う事が随分ありました。

 

驚いたのはADHD の当事者である借金玉さんが子どもの頃からもう社会に不適応だったということ!

 

小学生の頃から精神科に通っていたそうです。

 

ただ、それは発達障害ではなくてあくまで周りの環境に対する不適応の二次障害のケアのためだったようなんですけどね…。

 

この本は「すごい仕事術」ということで発達障害当事者、あるいは会社でのコミュニケーションが苦手だったり、ものがすぐ無くなっちゃって困っている人向けの働くためのノウハウが書かれているわけなんですが2次障害の対応も書かれています。

 

で、借金玉さんが言うことには

「新卒で働き始めるまでは今までなんとかなってきた。」

という風に書いてあるんですよ。

 

でも一般的な育ちの人間からすると借金玉さんの経歴は全然何ともなっていなくない!

 

むしろ、ずっと問題だらけに見えるんですよね。

 

小学校の頃から精神科に通い、小中学校には不登校。

 

バイトなどでも揉めては止めるを繰り返し、大学も人間関係で行き詰まり一回退学した後によその大学に入学し直しています。

 

結構ストレスとかコストとかかかっていそうな気がします。

 

ただご本人の気持ちは折れていなかったということなんでしょうね…。

 

そして働き始める前の大学時代から既に躁うつ、そして自殺未遂…。

 

という経歴を拝見すると「新卒で働く前は何とかなっていた。」という感じは全然しません…。

 

一般人的にはね…。

 

本当に発達障害やそれに付随する2次障害とか恐ろしいなって思います。

 

大学時代には発達障害であることに気付いていた。

通院もしていた。

もっと早く発達障害の対策に入っていればまた違う未来があったのかもしれない。

発達障害を甘く見ていた…。

 

と書いてあるんですよね。

 

また、発達障害でよく不安視される「2次障害」についても借金玉さんは双極性障害を持っており服薬、定期的な通院などのケアしています。

 

もしかしたら、小学生の時に発達障害の診断を受けて、自分と社会の間にある折り合えなさの理由を理解していたら、そして適切なタイミングできちんとした休みを取り、また社会に対応していく訓練を早いタイミングで始められていたら、せめてこの厄介な双極性障害だけは回避できたのかもしれないと思うと、なかなか悔しいものがあります。

 

2次障害の回避にはとても高い優先度を設定しておくべきです。
何せ命はかかりますから。

 

早期診断、早期療育については当時子どもだった借金玉さんにはどうしようもないところで、保護者の対応次第ですよね。

(当時はまだ発達障害という概念も知られていなかったでしょうし。)

 

早期診断、そして早期療育を受けていたら自分の人生はもっと違ったのではないか・・。

 

という部分は今まさに発達障害の子供を抱えている保護者としてはジワジワきます。

 

現在は世間に「発達障害」のことが知られつつあり、情報も入手しやすくなっています。

 

とはいえ、自分が発達障害児の親としてうまく立ち回ることができるのだろうか?と思ったりもするんですけどね。

 

あと、「発達障害=何か才能がある」説については

 

自分がジョブズではないということにやっと気付いた。

 

「俺は発達障害者で特殊な才能を持っている」というある種の信仰、ああいった神話的な人物と自分を重ね合わせる悪癖が抜けたのは本当に最近のことです。 

 

 

発達障害=特殊な能力があるという説は結構足を引っ張るんだなということも思いました。

 

早期に自己の問題と正面から向き合い、対策を講じ、職場の人々に対してあるいは他者に対して共感的に敬意を持って接するあるいは自分の適性に合った職場につく。

それだけのことができればもっとましな人生があったのかもしれません。

 

あなたが僕みたいにならないと本当にいいな、と思います。

 

これは借金玉さんの仲間(発達障害をもっている人々)を気遣うやさしさを感じました。

 

自分を知り、周囲の人のことを知り、気合で乗り切るのではなく手段や方法を確立すれば案外、社会生活に対処していけるのではないか?

 

特に、本人告知・・というか自分を知ることは大事なんだと。

 

成人の当事者向けのハウツーが書かれている本でしたが、いま子育て中の親にもじわじわくる内容でした。