長男くんの入学準備などで忙しく更新が滞っていました。
先週、無事に?卒園しました。
行事に関しては毎回参加をしぶってきた長男くんですが今回もやはり…というパターンで参加をしぶっていました。
卒園式の練習に参加したらがない息子
卒園児の練習を長男くんが嫌がっています。という連絡を先生からもらいました。
あぁ、またこのパターンか!
君…変わらないね!
と思いながら長男くんから聞き取りをし、がんばりリストの作成で対応しました。
卒園式の内容は卒園証書授与と受け取り後のハンドベルの演奏と歌です。
先生方は初めての練習では長男くんが参加を拒否することには慣れっこ。
むしろ初めての時はみんなが練習する様子を見た方が見透しがついていいよね…。と思ってくれているようでした。
で、そこからどうする…。ですが。
ベルの演奏は全体のメロディと自分の順番を理解して、鳴らす動作のタイミングが合わないとダメ。
う~ん。どんな感じかな?
そもそも何の曲を演奏するのか聞いてなかったのですが
長男くんがメロディを覚えていて「思いでのアルバム」を演奏すること。高いドの担当なこと。など知りました(笑)
耳だけでなく目でもわかるようドレミのメロディを書き、本人の演奏する場所に赤丸を書いたメモを渡しました。
それだけだと動作が間に合わずイマイチうまく演奏できなかったようなので、ベルっぽい鈴をぶら下げた筒を作成し、家で後ろから補助して練習しました。
ハンドベルは練習ではうまくできたよう。
そして、いつまでもできなかったのは卒園証書の受け取りの練習でした。
みんなと一緒に椅子に座り、待つことはできても、その後立ち上がり手続きに沿って順番に進んでいくのができない。
流れはわかっているんですよ。
誰々が呼ばれたら、自分はどこまで行くとかそういうのは分かっていて、言葉で流れを言えるのに行動することができない…。
証書の授与は補助の先生がついてくれることになりました。
ところが…様子がめちゃくちゃあやしい。
フラフラと歩く。
四つん這いで階段を登る。
ステージの上で座り込む。
結局、補助の先生に抱っこしてもらって席まで運んでもらった…。
と聞いたときはたまげました。
ちょっとちょっと。
自分の足で歩かなきゃ!
それぐらいはしようよ!
集団の中の自分ではなく、たくさんの人がいる環境の中で自分一人で行動するわけだからそれは不安…。
ということらしいけど…。
いやほんと呆れました。
まあ仕方ないなぁ。
こうゆう子だから…。
と思っていても、毎回のがんばりリストのヒアリングも全く協力的でなく生意気な態度で精神的にやられました!
「ちょっといい?お母さん長男くんに話があるんだけど。」
「うん。」
と話しかけても横を向いている。
「人と話をするときはその相手の方を向かなきゃいけないんじゃない?」
と言うと
「今、見てるから。」
「お母さんの方見てないよ。」って言うと
「おばあちゃんとやったトランプの結果見てるから。」
(トランプの勝敗メモが壁にはってある。)と言う。
人と話してる時はその人の方を向きなさいって言うたやんけ!
みたいな。
できないことがあるのは、もう仕方がないな。
ああいう子だからと思っていたのが…。
話をしてると腹が立つ!
本当に腹が立つな!
としみじみ思ってしまって(笑)
本当にげんなりし、ある日のがんばりリストは具体的な手順ではなく
①やりたくないって言わない
②自分で歩く
③ 四つ這いはダメ
みたいな直球すぎるメモを渡したらなんと先生が長男くんと話して頑張りリストを作り直してくれたのでした…。
いやほんと申し訳ない。
長男くん一人のためにね。
しかも、それだけでなく卒園証書がとてもプレシャスなものかお話ししてくれたそうです。
そうして、だんだんと授与の練習も参加できるようになりました。
いよいよ卒園!練習の成果は
そして当日私が夫と一緒に見たものは…。
補助の先生に見守ってもらいながらも自分で移動。
ただ、その様子はもうフラフラだし、名前を呼ばれても返事はしないし、園長先生が証書をおいた台によりかかるしひどいありさま!
他にも発達障害の子がいますがこんなひどいのは長男くんだけ。
本当にショックでした。
ものすごいもの見ちゃったよ・・という感じ。
夫もうーんと言っていました。
「何でできないんだろうね。」と言うと
「やっぱり失敗するようなことはさけたいんだろうね。」
「あと、いつもと様子が違うと自分の中で段取りとか崩れちゃうんだろうね。」
「まあこんな感じだろうね。」とは思ってたそう。
授与の様子はショックでしたが、ハンドベルの演奏はほぼ完ぺき。
ノリノリの様子でベルをぶんぶんならしていました。
卒園式の後、先生方が長男くんへ声をかけてくれました。
もう長男くん完璧だった!
本当にかっこよかった。
すごいよ~。先生涙出ちゃった。
本番に強いね~。やったね!
など
ほめられた長男くんはにこにこ。
「あれで完璧ですか。。」
と聞くと
「そうですよ!ちゃんとステージに上がって受け取れてたじゃないですか!」
先生方は目標低すぎるのでは・・。
いや、長男くんの様子ではそれぐらいの目標設定が適切なのかも?
私が不満げなのを察した主任の先生が
「お母さん叱らないでやって。」
「たくさん褒めてあげてください。長男くん頑張ったんだから。」
園長先生も
「最初はステージに上がるのも嫌だったし、自分で歩くのも嫌だったんですよ。」
「よく頑張ってたと思います。すごいことですよ。」
と言ってくれました。
もし最終的に長男くんが自分で歩かなかったら席まで渡しに行きますよ。
と園長先生は言ってくれたらしい。
けど、それを長男くんに伝えたら絶対ステージまで歩かないないだろうなと思って担任の先生が秘密にしていたそう(笑)
担任の先生は
「園生活の最初の頃は嫌なことは絶対やりたくない!ぐらいの気持ちだったのが自分からちょっとぐらいやってみてもいいかな。と変わってきた。成長したと思います。」
と言ってくれました。
発達障害の息子を受け入れてくれた幼稚園の先生方に感謝
この幼稚園でなかったら長男くんも私もつらい園生活だったんじゃないかな。
本人もできるとやっぱりうれしい!と思っているんだなと見ていて思った。
配慮を受けながらもたくさんの経験ができたと思う。
これだけたくさんの人たちに大切にしてもらえて、長男くんは愛されているな~。
幸せな子だね。きみは・・。
そしてこれからも続きそうな私の苦労を少し予感しました(笑)